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エレベーター用語集

「消防運転」firefighters' operation

非常用エレベーターは、平常時は通常のエレベーターとして使用されるが、火災時には消防隊による消防、救助活動に使用される。 このときの運転形態を消防運転といい、一次消防運転と二次消防運転に分けられる。 消防運転を行うには、呼戻しボタンによりかごを非難階に呼戻した後、かご操作盤の「一次消防運転スイッチ」を入れ、行先階ボタンを戸が閉まり切るまで押すことによって行われ、かごは定格速度で目的階に直行する。 これを一次消防運転という。 非常用エレベーターにおいては、何らかの原因で戸が閉まらないか、ドアスイッチの故障などで運転不能になった場合を想定し、緊急の場合ドアスイッチ回路を殺してでも運転しなければならないことが起こり得る。 この場合運転が二次消防運手で、一次消防運転スイッチを入れたまま二次消防運転スイッチを入れることにより運転可能となる。 この場合は、安全上速度が90m/minを超えないようにしなければならない。